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【読書感想】なぜ男性は大人になると友達がいなくなるのか?橘玲さん「上級国民/下級国民」

みなさんは社会人になってからも頻繁に遊んでいる友人はいますか?

あくまで職場の同僚ではなく、友人です。
私は昔と比べて遊ぶ友人が最近減ってきました。
仲が悪くなったわけではなく、自然と疎遠になったような感覚です。
それに対して新しい友人というものはなかなか難しく増えません(笑)

[:contents]

 

男性にとって友達が減っていくのは進化論的に見れば普通なこと

 
友だちが減って残念な感覚を抱く世の男性陣はいると思います。
それに対して友達が減ったという話す女性は少ないように感じます
 
なぜ男性はこうなっていくのか、私はとても興味がありました。
先日読んだ本の中にその一つの答えがありました。
橘玲さんの著書「上級国民/下級国民」です。
とても勉強になったのでオススメです。
 

 
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本文を読むと、大人の男性に友達がいなくなる理由は進化論にあるといいます。
男性がモテる要素は「カネと権力」
要するに共同体の中での地位です。
性淘汰により「持てるもの(カネや権力)」が「モテる者」となっていくのだそうです。
そして、友情が消えるのは集団を防衛し
他の集団を叩き潰すための進化の適応ではないか、と述べられています。
 
共同体で地位の差が開くにつれ、モテる男性とモテない男性の差も顕著になり
ハーレムを形成する男性(再婚も非モテを生む原因と解釈できる)
相手のいない男性の間に偏りを生じます。
 
若い頃であれば、同年代の自分より強い個体にも
友情により結託すれば勝てるかもしれません。
それは差がわずかであるからです。
 
しかし、大人になるにつれモテと非モテの差が顕著になると
圧倒的な権力さを前に、友情でも太刀打ちできなくなるのです。
そうなれば友情の意味はなくなるため、消えていくのです。
 

では友だちが減った私たちはどうすればよいか?

 
私はこの本を読んですごく腹落ちしました。
なぜならかつての友情に取って代わったものが
恋愛や結婚などの性愛であると身にしみて、いま感じているからです。
 
よって私たちができることは、かつての友情に固執しないということです。
遺伝子に組み込まれたとおり順調に私たちは成長しているのです。
従順に従うより他ありません。
 
だからこそ、消えた友情を取り戻すのではなく
貪欲に恋愛にのめり込むべきなのでしょう。
友情を愁える必要はありません。
愛に忠実であるならそれでいいのです。
 
 
そしたらまた。
 
 
☆友人・顔見知りネットワークの話についての過去の記事です。
 
☆読書感想をまとめました。こちらからどうぞ。

竹内久美子さん「女は男の指を見る」

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橘玲さん「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」

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能町みね子さん「結婚の奴」

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