さとブログ

アラサー独身男。日々の学び。毎日更新。

井の中の蛙になるな。異業種交流が大切であるワケ。顔見知り程度のネットワークが重要な理由。

異業種の人と交流することは大切です。

なぜなら異なる職種の人と交流することで

最もよい仕事に就くことができるから。

 

今日はその理由について解説していきます。

 

まずは私の過去について話します。

私は大学卒業時に地元を離れ、地方にある四年制大学へ進学しました。

進学で地元を出る人はいましたが、私の選んだ学校は遠く離れていて

同郷の知り合いは誰もいない環境でした。

また、クラスの進学組も散り散りで、みんな別々の街に分かれました。

 

 

最近、同郷のその進学組の友人2名と会う機会がありました。

その二人はともに理系の国立大学、大学院に進学した後に就職しました。

二人は製薬会社と食品関係の企業に勤めていて放射線技師の私とは畑違いな分野です。

 

 

彼らと話をしていて職場の話になったのですが

そこで気づいたのは私の視野の狭量さです。

私の進学した医療系養成校は、入学時に募集定数を集めきってしまう大学でした。

途中で学部に振り分けたりしないのです。

そして、大学に入学するとその専攻内でまとまって行動するため

交流が自然と限られていました。

 

病院で働くということを旗印にして大学受験を勝ち抜いた学生ばかりなわけで

そもそも自然と考え方も似通った同質的な人間です。

その学生たちがまとまって学生生活を共にするわけです。

 

 

専攻の学生の就職先は大半が病院でした。

研究職になるべく大学院に進学する人が一部いたものの

それ以上に一般企業に就職するような学生はごくまれで

年に1人いるかいないかというレベルでした。

 

同郷の友人ふたりと就活を振り返ってみました。

ふたりとも選ぶべく業種の幅を広く持っていたと言います。

そしてその中から選んだ企業に働いています。

 

私がこの話を聞いて得た教訓は

同じ集団(同じ専攻)以外との交流をもたずに生活し続けることの恐ろしさです。

社会人になってその魔法が解けるまで

何も疑わずに放射線技師として病院で働くことしか考えていませんでした。

 

まして、ずっと病院内だけの交流であれば

この異質さに気づくこともなかったことを想像すると恐ろしくなります。

つまり、一つに絞ることなくもっと広い視野で

就職や転職を考えるべきなのだということです。

 

 

狭い集団にずっと閉じこもっていることは本人にとっては居心地が良いです。

集団の中で優秀であればお山の大将をしていられます。

ですが、その小さなお山の大将は幸せなのでしょうか?

 

山の限界を見つめて、山の小ささゆえにここを登りつめても

限界があるなどとして大成できるチャンスをみすみす捨てても構わないですか?

私は分別くさい顔をしたままで今後も働き、生きていきたくはありません。

 

 

強いネットワーク(私の大学時代の友人、職場コミュニティ)に

引きこもっているのは居心地がよくて気持ちがよく

精神的な健康を与えてくれます。これは間違いありません。

それは果たして幸せなのでしょうか?

 

 

アメリカの社会学者、マーク・グラノヴェッダーは

弱い紐帯の強み」という仮説を説いています。

これは新規性のある価値のある情報は

自分の家族や親友、職場の仲間といった社会的繋がりの強い人よりも、知り合いの知り合い、ちょっとした知り合いなど社会的なつながりの弱い人々からもたらされる可能性が高いと言っています。

 

これは転職についても当てはまり、弱い紐帯のような関係性のほうが

結果的に満足度の高い職場につける確率が高いといいます。

 

 

だからこそ弱いネットワークとなる畑違いの交流や業種の異なる友人

最近疎遠になった友人関係を大切にして、連絡を取り合うことは重要なのです。

閉鎖的で閉じたコミュニティになりがちな職種こそ

殻にこもらず、井戸の中でまったり過ごすことなく

凝り固まった考えに風穴を開けてくれる誰かの存在は金なのです。

 

 

そしたらまた。

 

 

☆転職・就職に関する記事をまとめました。こちらから。

 

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