マイボトル2本持ちは得策か?環境と習慣化のサステナビリティ。ゆるく続けることの重要性について。
あなたは一日にどれくらいの飲み物を飲みますか?
健康な成人の場合、年齢にもよりますが
体重1kgあたり40mlの水分量が求められます。
60kgの成人であれば2.4Lですね。
この水分量は食事に含まれる量も含むので
必ずしも2Lの水を飲むということにはなりません。
そう考えると、勤務時間中に摂取する量はだいたい500ml〜1L程度です。
私は職場にマイボトルを持参しています。
浄水ポットの水を詰めたり
気が向いた時には水出し緑茶を準備して持って行ったりしています。
ですが、マイボトル生活を続けて半年ほど経った最近、疑問感が湧いてきました。
マイボトル面倒くさい問題にぶち当たったのです。
マイボトル、一本では絶妙に足りない問題
はじめに、マイボトルを利用することのメリットを考えてみます。
主に次の三つですね。
- ペットボトルドリンクを買うより経済的
- サステナブル、環境にやさしい
- いつでもどこでも水分補給できる
では反対に問題点は何か?
マイボトルの問題点は、大半の製品が食洗機非対応であることです。
毎日職場に飲み物を持っていく場合、洗い物を毎日する必要があります。
これは非常に面倒です。一人暮らしならまだしも
夫婦の場合、一日に二つもマイボトルを洗わなければならないと
考えると、非常に面倒くさいですよね。
習慣化する場合、ストレスフリーな状態であればあるほど理想的です。
私はかつて手洗いオンリーのマイボトルを使っていました。
ですが、次第に毎日洗って乾かすことが面倒くさくなり
結果的に食洗器対応のマイボトルを購入しました。
快適にはなったのですが、新たに浮上した問題は容量です。
食洗器対応のうち、条件に見合った商品が500mlのものでした。
私は勤務中、よく飲み物を飲むためペットボトル一本では足りません。
つまりマイボトル一本では十分な量とは言えず
結果的に飲み物を買い足してしまうことがあります。
また、水だけでは物足りなく感じて
気分転換をかねて紅茶やカフェオレが飲みたくなってしまうのです。
マイボトルは果たして必要なのか?
私はマイボトルが必要か不要か次の二つの問題について考えることにしました。
- 経済的であるか?
- 環境への配慮は必要か?
まず経済面に関して考えます。
ペットボトルを一本買うコストは
コンビニで買えば150円、スーパーでは安くて80円程度ですね。
平日に毎日を買うとしたら、勤務日数20日だとして、2000円弱の出費となります。
2000円あれば新刊のビジネス書は一冊。
食事ならばラーメンで2杯程度でしょうか。
小さな習慣とは言え、気分的に嬉しい経済的余裕が生まれますね。
2000円あれば、1週間の自炊費くらいにはなりますから…。
では環境負荷について考えます。
マイボトルを利用することで家庭から出るペットボトルの量は減ります。
日本におけるプラスチックゴミの処理は
全体の27%ほどしかリサイクルされていないと言います。
よって、ゴミ自体を減らすことが一番手っ取り早いうえ
効果的に環境に配慮できます。
このことからマイボトルの利用が好ましいです。
以上の要素を踏まえ、それでも毎日続ける必要はあるのか、ということです。
経済的な面で考えれば、一日で節約できるのは100円に満たない額となります。
また環境的な面で考えると、ペットボトルを利用しても
リサイクルされないわけではなく、直接的に環境負荷になるとは言えません。
私の結論は、どうしても忙しい日には
マイボトルを利用しなくていいということです。
(食洗器対応にしてからは楽になり、ほぼ毎日マイボトルを使用しています
食洗器が優秀過ぎて、鍋もフライパンも対応のモノが欲しくなりました(笑))
洗い物をするのがしんどいほど忙しいときに
無理して頑張るほどの効果は得られないからです。
日本とも飲み物を買ったとして、せいぜい1日300円くらいにしかなりません。
超過勤務と差し引いてもおつりがくる程度なのです。
ただ基本的にはマイボトルを利用することです。
- 忙しいときにはペットボトルドリンクを2本持っていく
- 多忙を考慮して飲み物を週末のうちにまとめ買いしておく
というスタイルに落ち着きました。
食洗器対応でないと続けられない不精な性格かつ
飲み物に気分転換という要素が欲しい私は
現在、マイボトルの飲み物に加え、ペットボトル飲料を一本持って行っています。
(これは食洗器の大きさ問題も関係していますが…。)
そのため、ペットボトル飲料を週末の買い出しで一緒にまとめ買いしています。
環境のためを思ってマイボトルを習慣化している人も多く
非常に素晴らしいです。
それでも、完全にマイボトル運用にすると
洗い物の面倒さに疲れてしまう瞬間があります。
環境のサステナブルさ、持続可能さを追求することも大切ですが
マイボトルを持ち歩くことによる環境保全と節約を目的とした
習慣の持続可能さも重要ではないでしょうか?
環境に対してサステナブルであるか以前に
自分にとってサステナブルかどうかを重視すべきです。
良い習慣が必ずしも自分にとって良いこととは限りません。
ゆるく続けることが結果的に環境にも習慣化にとっても
持続可能なものになり、大きな恩恵をもたらすのです。
マイボトルを通して
得られるメリットとそれにかかるコストやデメリット
を天秤にかけてよく考えることが大切だと学びました。
そしたらまた。
☆家事と習慣化、コスト感覚の話です。興味があればどうぞ。
☆節約に無理は禁物だという話です。こちらからどうぞ。