さとブログ

アラサー独身男。日々の学び。毎日更新。

傘の持ち歩き方、ちゃんと意識していますか?雨の日こそ人の品性や本性が明らかになる理由

 

あなたは雨の日が好きですか?

 

私は、好きです。
降るならしっかりと
ザンザン降りになってほしいタイプです。


降り続く中で澄み渡っていく空気と
音の中で無駄な情報が削ぎ落とされ
次第に研ぎ澄まされるような感覚があるから

雨の日が好きです。

 

雨の日に傘を持ち歩くボーダーラインは

降水確率50%が境目であると言われています。

中にはどんな日にも傘は持ち歩かないという猛者もいるようですが…。

それでも既に雨が降っていれば

大多数の人は傘を持って家を出るでしょう。

 

あなたは街を歩くときに傘の差し方を意識していますか?

傘の差し方に限らず、持ち歩くことにも気を遣っているでしょうか?

 

雨の日の傘はその人の品性を、うかがい知る一つの物差しです。

今日はその理由について解説していきます。

傘の品性、危険性

傘を差すことは、片手をふさぐ行為です。

これによって人は雨を避けることができます。

  • 傘を利き手で差す人
  • 反対の手で差し、利き手でスマホをいじりながら街を歩く人
  • 傘の角度を斜めに傾ける人
  • 高い位置で持つ人

 

傘を差すという行為ひとつとってもさまざまです。

様々な差し方がありますが

傘によって人の品性があらわになるのは

むしろ差していないときであって、どのように持ち歩いているか

という点です。

 

傘の危険性を意識したことはあるでしょうか?

ビニール傘ではない一般的な傘を思い出してほしいのですが

傘の先端は金属できていますよね。

傘を開く際には、その先端を中心に放射状に開くことから

形状として鋭いことが多いです。

 

しっかりした傘であればあるほどこの傾向は強い印象があります。

 

そして、傘は手元のボタン一つで開きます。

その仕組み上、勢いよく開きますよね。

 

山でイノシシに遭遇して

イノシシが突進してきて身の危険を感じたら

イノシシに向けてジャンプ傘をひらくことで

彼らを撃退することができます。

 

これは

ジャンプ傘のもつ唯一の

ストロングポイントではありますが

一般的な社会生活において

イノシシを威嚇するシチュエーションはほとんどありません。

 

むしろ危険です。ちゃんと周りをみるということが必要になります。

 

また傘というのは鉄の塊です。

台風の日に飛ばされた傘は風で煽られやすく

車のボディに穴をあけてしまうほどの

凶器になりえます。

 

つまり

傘は便利な道具でありながら

簡単に危険な武器になるということをちゃんと理解しているか?

ということが重要なのです。

 

この認識のずれがそのまま

その人の本性に現れていきます。

 

雨があがってルンルンで歩いている人を良く見かけます。

気持ちも晴れやかに足取りも軽いのは私も同じですが

許容できないことを目にするシーンは少なくありません。

その一例を次に列挙します。

  • 傘の開く部分を鷲掴みしてぶんぶん腕を振って歩く人
  • 閉じた傘をベルトで止めずに少し開いた状態のまま電車に乗る人
  • 地下鉄へ続く階段ホームで石突の部分を真下にせずに歩く人
  • バッグに傘をひっかけて歩く人(まわりに滴を散らすから)

 

例をあげるとまだたくさんあります。

中でも

傘の真ん中をもって

傘の先端部分が真横を向くようにして持つ人は論外です。

傘を差す権利を剥奪してほしいです。

小さい子どもの目に当たって失明なんてすれば大変なことになるし

後ろの人の肋骨や鳩尾をついてしまう可能性だってあります。

 

誰かが後ろにいるかもしれないということを想像できていないのです。

そんな人に傘という危険性があるものを使う権利はないのです。

 

たかだか傘と考える人はいるかもしれません。

たかだか傘。されど傘です。

 

傘のような些末なことにさえ気が付けない人が

もっと重大なことに気づけるでしょうか?

私にはそうは思うことができません。

 

それとは対照的に、傘の持ち歩き方に気を遣っている人を見ると

素敵だなと感じ、気持ちがほっこりします。

例えば次のようなことです。

 

  • 傘かしげ 道で相手とすれ違うときに、雨がかからないよう傘を傾ける
  • 水滴を落とすときに、周りを見て水滴が飛び散らないようにする

 

些細なところにも配慮できる細やかさがあるからその人の品性は高いのです。

 

 

日常の細かな所作は付け焼き刃では身につかない 

とても魅力的に見える人がいるとします。

会話をしていても魅力的で楽しくても、

細かな所作がダメでは台無しです。

いわゆる残念な人になってしまうのは

品性を見られているからです。

 

残念な人には一種のダサさがあります。

品性とダサさの関係について過去にコラムで解説しています。

こちらからどうぞ。

 

doppy-yan.hatenablog.com

 

ではどのようにすれば、品性というのは身につくのか?

それは

日頃から意識のアンテナを張り巡らせること

そして想像力、当事者感覚を身に着けることです。

 

傘の持ち方ひとつとっても、周りの状況を想像することが重要です。

  • 小さい子どもがいるかもしれない。
  • 弱視の人の持つ杖に引っ掛かって転んでしまうかもしれない。
  • 車いすの人が横切るかもしれない。

想像すればキリがないはずです。

でもキリがないからこそ、徹底的に注意を払うことです。

それこそが品性なのです。

 

雨のような喜ばしくないシチュエーションこそ

その人の本質の真贋が試されます。

 

気分が下がっているとどうしても投げやりで

自分の気持ちに振られてしまうことがあります。

そうなれば他人のことを思いやることができません。

 

しかし、そういうときにこそ

人の品性が試されているということを理解するべきです。

だからこそ、雨の日の傘の持ち方には品性が現れるのです。

 

私自身も品性が高いとはお世辞にも言うことができません。

それでも

よくありたい。他人のことをおもんばかれる人でありたい。

 

そういうところに一人の人間としての魅力や

美しさがあるのではないでしょうか?

 

だからこそ日々の生活の中で

美しい品性を磨けるよう、努めることをやめてはいけないのです。

 

そしたらまた。

 

 

◎利他という言葉を知っていますか?

他人のために利益をもたらすことを指します。

「思いがけず利他」についての読書感想を書きました。

 

読むことがオススメな人

  • 自分のことでいっぱいいっぱいの利己的になりがちな人

     

  • ボランティアが胡散臭いと感じている人

興味があればこちらからどうぞ。

 

doppy-yan.hatenablog.com