さとブログ

アラサー独身男。日々の学び。毎日更新。

過剰なメタ認知は毒 俯瞰的、近眼的思考の使い分け

近年、メタ認知という能力が重要視されています。

 

メタ認知能力とは何か?

自分が認知したこと。

感じたこと、決めたこと考えたことなどを認識して

自分の認知した行動を把握する能力のことを言います。

 

つまり、自分のしたこと全般に対して

客観的な観点から捉える能力を指し示します。

 

ビジネスの場はもとより

教育現場でもメタ認知能力を伸ばすことが重要視されています。

 

ではメタ認知のメリットは何でしょうか?

 

自分をコントロールでき

冷静に客観的に見ることができます。視点が多方面的になります。

それゆえ、相手の立場になって考えることができ、共感力が高くなります。

 

また、一歩引いた視点から全体を眺められることで適切な問題の発見と、その解決法を見いだせることもメリットです。

 

さらに客観的な目線により、出来事を振り返ったときに

自分の行動が適切だったか?

と深く物事を検討することができます。

 

そのため、反省や振り返りのフィードバックが効果的で

問題解決能力の向上や学びを最大限に活かせることも、メタ認知の素晴らしい点です。

 

 

ここまでメリットを挙げてきました。

巷では主にビジネス面において、メタ認知能力は非常に重要視されています。

 

  

ではメタ認知にはデメリットはないのでしょうか?

私も、メタ認知は重要なスキルだと考えますが、絶対ではないと考えています。

殊にプライベートにおいて

生きていく中ではメタ認知能力を偏重することは大きな欠点があるからです。

 

 

メタ認知は客観的や俯瞰的

一歩引いた視点というワードに結び付けられます。

 

確かにこのような視点があることは重要です。

ですがメタ認知を重視すると、自分を見失ってしまうのです。

 

 

思考の根底には必ず自分の気持ちや感情があります。

そこで生まれる直感は、磨き続けることでこそ鋭くなっていくものです。

反対に無視していると鈍ってしまいます。

 

 

近眼的な捉え方は文字通りあまり良い印象を受けません。

ですが近眼的だからこそ、脇目も振らずに熱中できます。

そして、自分の探究心を燃やし続けられるのです。

つまり、近眼的だと揶揄される彼らは

周りに流されることなく自分の意志で人生を泳いでいるのです。

 

 

そしてメタ認知はこれと対極にあるのです。

 

ビジネスシーンではメタ認知能力が大いに輝くことは私も同意します。

ですが、過剰なメタ認知を自分のプライベートや

ライフステージのサイクルの考えに当てはめることは判断を鈍らせ

良い決断ができないと考えます。

 

 

過剰なメタ認知は自分の身動きを制限します。

自分の人生やプライベートにおいては

自分の感情のままに、直感のままに、近眼的に生きるべきです。

 

 

時代は近眼的であることをあまり良しとせず、

それよりも俯瞰的であるべきだという考えがメジャーです。

私が実際に会う人も俯瞰的な人が大半であり、近眼的な人はあまりいません。

 

放っておいてもメタ認知的な思考に染まってしまう現代にこそ

自分の声に素直に耳を傾ける近眼的な思考が必要なのです。

 

 

そしたらまた。