【読書感想】ヤマザキマリさん「男性論」。魅力的な男と女に共通するところは何か?
ヤマザキマリさんの本「男性論」を読みました。
この本はヤマザキさんの好きな男性像を
古今東西、時代や国家の軸に囚われずに実例をあげて書かれています。
本で述べられている海外の骨太な歴史上の人物や
日本の著名な漫画家の生き様を見るに
現代の日本人のひとりである私は
軟派でありネオテニー(幼形成熟)の強さを感じつつ情けなくなりました。
この本では男性像に限らず、国内外の女性論の話もしていました。
私の中でルリ子ちゃんの話がとても印象的でした。
イタリアでモテる女性というのは
若くてかわいいということだけが条件ではないのです。
モテる女性は、知性的であるのです。
会話をしていて、議論したり自分の考えを持つような女性だということです。
私もイタリア人的な考え方に賛同します。
確かに、美しさや可愛さはその女性を魅力的にさせるのは間違いないと思います。
ですが、会話の端々で見られる世間知らずなところや
ズレた考え方に対しては、短期的には可愛らしくありますが
長期的な関係性を思うと違和感を抱く男性も少なくないと思います。
恋愛と結婚は別腹なのです。
また外見的な美しさは朽ちようとも
内面的な美しさは消えることがありません。
まして、内面が外見に滲み出ることでその人の色が出てくるんじゃないでしょうか。
私がこの本を読んで得られたことは
外見を磨いたとしたらその分だけ、同じように知性を磨きたい
学びを深めたいと素直に思えたことです。
そしたらまた。
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