さとブログ

アラサー独身男。日々の学び。毎日更新。

浪費と投資を判断すること

人間は万物の尺度である

 

という言葉があります。古代ギリシャの哲学者プロタゴラスの言葉です。

 

この言葉が意味するところは、人間のもつ尺度、価値観は万物、要するに限りなく多様であるということです。

つまり、絶対的な尺度というものは存在せず、尺度というものは相対的だということです。

 

ふと友人と会話していてこの言葉が浮かぶ機会がありました。

 

BMWをもっている同級生の友人がいます。

彼は幼い時から車が大好きで、非常に車に関して博識でした。

そんな彼は社会人となり、念願のBMWを手に入れました。運転をするのは週末だけですが、遠乗りすることもしばしばで非常に楽しそうです。所有することで仕事のモチベーションが高まり、気分が高揚するのならそれは投資と捉えることもできるでしょう。

それに対して私は現状車を所有しておらず、生活に対しても不満がありません。必要なときにレンタカーやカーシェアリングを利用すればいいと考え、浮いたお金で遠くにでかけています。車に使うよりも遠出の方を優先したいという考えで、これもまた旅行することは自分の血肉になる投資だと捉えているからです。

 

よって誰の観点から見ても、それは浪費であるということは存在しないのです。

コンビニでの買い物は割高ですが、多忙ゆえ自炊できず、スーパーマーケットまで買い物にいけないときに、時間を買うという点では必ずしも浪費とはいえません。恒常的な利用にならない限り、それは本人の時間を守るための投資です。

 

また、固定費の代表格として挙げられ、一番削りやすい家賃について考えます。

家賃に関しても交通の利便性と天秤にかけたうえで、利便性のほうが上回るという点で部屋を選ぶのなら、家賃が多少高いとしても価値があると捉える人もいるでしょう。(私です笑)

 

 

このように世間一般的に浪費と言われるものを鵜呑みしないで、自分にとってどれが浪費でどれが必要な出費であるかを一度考えてみたほうがいいと思います。

しかも、これはライフステージによって大きく変わると思うので、浪費と投資について定期的に見直す必要があります。

 

節約で消耗しては元も子もありません。

自分にとって一番QOLに影響する出費がなにかを見極めましょう。

 

そしたらまた。