さとブログ

アラサー独身男。日々の学び。毎日更新。

名古屋に旅行した話 電波障害と線状降水帯の体験談。ダブル災害の恐ろしさと教訓

週末、遊びに行った名古屋の話です。

今日は名古屋旅行で得た教訓についてです。

 

 

はじめに2日目に友人と遊んだときの話。

私はKDDIユーザーなので、朝からの電波障害の影響を受けました。

私はWiMAXを利用していたため(楽天モバイル)

友人との合流にはWiFiを利用して

なんとか友人と連絡をとり合流することができました。

 

しかし、通話に関してはこの週末じゅうすることができず

後々大変な目に遭いました。

ポジティブにこの事故を受け止めるならば

電波障害が起きたときにどうするか?

解決する手立ては何か?

という疑問を立てるきっかけになったと思います。

 

 

最終日に名古屋から帰るときのお話です。

朝になってモーニングを食べていると、途中から雨が降りました。

雨は降っていましたが、断続的であったため大丈夫だろうと

買い物を済ませてから、フライトの2時間前に空港まで行く予定を立てました。

 

神宮前の名鉄に到着すると、改札前には人だかりがあり

掲示板を見ると、なんと常滑線が止まっている様子。

 

一時的な大雨の影響により運転見合わせ中

再開の目処は経っていません

 

予定の時間まであと2時間ありました。

ですが、セントレアへの公共交通機関名鉄常滑線のみであること。

リムジンバスはコロナにより休業中のこと。

タクシーは利用可能ですが

3,40kmある上、自動車専用道路を利用するため概ね2万円程度すること。

 

調べるうちに危機感が募ってきました。

ですが他に手段もなかったので

タクシーでセントレアに行く人を募って一緒に行こうと思いました。

が、旅行者を見つけるのが大変でした。

 

ひとまず、多くの荷物を抱えた婦人に声をかけましたが

その人は空港へ行く予定ではありませんでした。

その方とお話していると、改札の窓口に来た老夫婦が

空港まで行く手段を尋ねていることに気づきました。

 

声をかけて一緒に行くことにしました。

タクシー会社に電話をかけても繋がらず(KDDIの電波障害です)

ひとまずタクシープールに降りてみました。

旅の恥はかき捨てという思いで

相乗りを募る目的でセントレアに行く人がいないか聞いてみると

並んでいた男性の一人が見つかり、4人になりました。

 

ですが肝心のタクシーが来ません。

タクシーも呼べません(先の電波障害で電話が掛けられませんでした)。

声をかけた夫婦は九州へパッケージツアー

男性は沖縄へ帰るところだったようです。

歳の離れた方とお話するのがとても新鮮で

ピンチではありながらも年の差も忘れて

共通の問題に立ち向かうこと仲間となれたことに対して嬉しくなりました。

 

結局タクシーを待つも搭乗時間に間に合わずタイムアップ。

言い出しっぺが消えることにわずかな罪悪感を抱えつつも

別の手段で帰ることにしました。

 

雨が止む気配はなくとめどなく降り注ぎます。

待ったとしても予定の便があるうちに

セントレアまで行けるかわからないと思い

便数の絶対数の多い羽田空港に向かおうと決意しました。

時を同じくして名鉄名古屋駅まで向かう区間の運転が再開となったため

ひとまず名古屋駅へ向かいました。

 

名鉄名古屋駅に降りると、そこも電車を待つ人でいっぱいでした。

かなりの人数が待っており、そりゃあタクシー捕まらないよな、とふと納得しました。

 

 

名古屋駅の新幹線改札口まで移動し、「ひかり」に飛び乗りました。

ピンチとは裏腹に、ドラマみたいな展開だなぁなんて思いました。

後先考えずに羽田空港に行くことにして

新幹線で一息ついた私はやっと飛行機を予約することにしました。

当日便はいずれも5万円。

コロナ前までは当日割でも安く乗れる年齢だったので

当日予約の値段の高さをひしひしと実感しました。

そして歳を重ねることに対してわずかに恨めしい気持ちになりました(笑)

 

安くする方法はないか調べた結果

株主優待券を手に入れる方法が一番良いと思い

東京につくまで不安な気持ちのまま車窓を眺めました。

 

名古屋近郊はやはり悪天候で雨が強かったですが

市内を抜けて浜松につく頃には晴れ間のある曇り空になり

東京も同様の天候でした。

 

気持ちに余裕が出てきて、フライト情報と気象情報を見ると

飛行機の順延欠航も九州、沖縄方面を除いてありませんでした。

局所的な、線状降水帯に遭っていたようです。

なんたる不運。まして電波障害。

泣きっ面に蜂でした。でも泣いている余裕はありません。

 

気もそぞろで品川駅についたのち金券ショップを探し

優待券を購入できました。おかげで飛行機代を半額に抑えられました。安堵。

 

その後は無事に羽田空港につきましたが

疲労感に負けて糖分を欲した私は

今回の旅行とは何も関係のない、ずんだ餅を買い

すっかり懲りてしまったので最も早いフライトに変更をかけ

無事に済む街まで帰ってこられましたとさ。

 

 

今回の旅行の学びについて考えます。

まず第一に、冷静さを欠かなければもっと簡単に帰れたのではないか?という点です。

今になって考えるとわざわざ東京にいくまでもなく帰れたような気がします。

 

ひとまずセントレアまで行ければ

悪天候で出発時間の遅延があるかもしれない。

機材繰りの関係で間に合ったかもしれない。

 

ピンチのときほど焦るなとはよく言いますが

本当にそのとおりで、理解していても実践することはやはり難しいなと痛感しました。

絶対にピンチの時に焦る性格だとを理解しておく必要はあるのでしょう。

 

 

2つ目に、自分が動けば道は開けるということ。

積極的に働きかければ問題解決の道は開けるということも学びました。

臆することなくいろいろな人に話しかけてもいいんだ

ということも一つの学びでした。

自分が思っているより他者は寛容なのです。

雨がやまないなら、一緒にタクシー乗りませんか?

と声かけることは私にとっては

とても度胸のいることでしたが、言えてよかったです。

 

 

3つ目には

大規模な電波障害と集中的な水害に翻弄された今回の経験は

災害に遭ったときの具体的な想定が浮かんだことです。

  • 見知らぬ土地で被災してしまったら?
  • 急に家族の誰とも連絡が取れなくなったら?

 

見知らぬ土地で電波障害が起きたとして

自分ひとりにできることは非常にちっぽけです。

今までにない経験下ではそのことを自覚する必要があります。

そして、臆することなく声を掛け合って協力し

迅速に行動できるバイタリティが問題解決の鍵になるんだと感じました。

 

ピンチのときには、なりふり構ってられません。

それでも冷静な気持ちをもちあわせ

恥なんかはさっさと書き捨てて先に進むしかないのです。

 

 

そしたらまた。