さとブログ

アラサー独身男。日々の学び。毎日更新。

那覇の街を歩いて考えたこと。社会派的目線から沖縄観光を振り返る。

先月の10月、私は、沖縄に旅行してきました。

沖縄に行くのは、今回の旅行がはじめてで

圧倒的な文化の違いにとても驚きました。

 

私は旅行が好きで、これまでに43都道府県を制覇しましたが

海外へは一度しか言ったことがありません。

 

国内でも土地によって食文化や気候など

かなりの大きな違いがあると実感していたのですが

今回の沖縄旅行はどこの街を旅している時よりも

圧倒的な違いがありました。

 

今日はその違いについて思ったことを

社会派的な観点から振り返っていきます。

 

国際通りを歩いてみて

沖縄でお土産を買うとなると

すぐに思い浮かべるのは国際通りですよね。

国際通りは沖縄の県道で、1.6kmにわたる通りのことを指します。

通りの脇には、商店街がありお土産店から八百屋、定食屋まで

ありとあらゆるお店が軒を連ねています。

沖縄と言えば国際通りというほどに有名であり

観光客のみならず、地元の住人にも愛されている繁華街です。

 

私は国際通りの周辺がとても面白くて

結果的にほぼ毎日、国際通りをうろうろ探索していたのですが

この国際通りを歩いていて何よりも一番に感じたことは

ホテルの多さです。

 

コロナが始まって以来、全国各地で閉業に追い込まれたのは

みなさんのご存じのとおりです。

沖縄も同様に閉業に追い込まれたお店が多かったのです。

観光地としての側面が大きいため

コロナによる行動自粛でお店を存続できなくなったお店が

大量に増えたのです。

 

では、空きテナントになった店舗はどうなったのか?

空きテナントは次から次へと新築のホテルになっているのです。

 

国際通りはお店の入れ替わりが非常に激しい商業地です。

 

土地の地価を高い順に見ていくと

久茂地、松山、国際通り

というように上から順にみると三番目です。

久茂地は国際通りの付け根に位置している場所であり県庁に近い場所です。

松山は県庁に近く、久茂地とは川をはさんだ向かい側にある

一帯をさしています。

 

上記の二つはバスセンターや県庁など

都心としての機能が集約されている場所であり

どちらかというと、住人向けの土地であり

商売として側面では、国際通りのほうが優れているのは明らかです。

 

観光業が復活した場合

沖縄に観光客がいっぱい来ることは想像できますよね。

そのため、現在沖縄ではホテルがたくさん建設されはじめているのです。

 

古き良き沖縄の雰囲気がある飲み屋さんや、食事処が

外資本によって同じような形のホテルばかりになってしまうところに

非常に寂しさを感じてしまうのは私だけでしょうか…。

 

 

沖縄のスーパーと定食屋を渡り歩いてみて

 

私は旅行をするときにするルーチンがあります。

  • 地元資本のスーパーマーケットや八百屋に行くこと
  • 地元の人に愛されている定食屋さんにご飯を食べに行くこと

です。

旅行では観光地に行くことはもちろんですが

なるべく地元のエッセンスを感じたい私は

地元らしいお店に行くようにしています。

 

今回もそのようにしてお店を訪ねたのですが

思ったことはオリオンビールが安い!ということです。

350ml缶で170円で売っていたので

私たちの感覚からするとスーパードライキリン一番搾り

などと変わらないですよね。

 

つまり、このことから

離島であることの輸送費の大きさを実感しました。

私の住んでいる街のスーパーでは

オリオンビールが220円はしていた記憶なので

どれだけ小さなものでも、それなりに輸送費がかかることを感じました。

 

また、玉ねぎは北海道産の大玉が一つ50円ほどで

肌感覚では去年の不作の玉ねぎほどの価格でした。

つまり、沖縄では食料品が非常に高いということを知ったのです。

 

このことを踏まえたうえで

定食屋に行った話をします。

3件ほど、定食屋さんに行きました。

ゴーヤーチャンプルーや、フ(麩)チャンプルー、沖縄そばなど

沖縄らしいごはんをいっぱい食べました。

 

そこで私が感じたことは

沖縄の定食屋さんは値段が安いということです。

20代男子がお腹いっぱいになるくらいにはボリュームの良い

定食が夜でも600円で食べられるのです。

 

これは定食屋を営んでいる方におそらく高齢者が多かったために

さほど収益化を重視していないことはあるのでしょうが

だとしても600円には驚きです。

 

なぜならば、スーパーでは本州と比べて

食料品が輸送費分を上乗せされていることから

経費は本州よりも高くついているからです。

 

ここに観光客向けと住人向けの差があるように思いました。

観光客には本州基準の妥当な相場感覚で値段が付けられていて

住人には比較的安い値段の相場感覚なのです。

 

なぜ安いのかは、簡単で

安くなければ、食べに来る人が減ってしまうからです。

定食屋を訪れる観光客というのは珍しく、大半が地元の住人です。

 

ここにも経済が絡んでいることは想像できます。

私は、定食屋の値段が安いことは

最低賃金と失業率が関与しているのだと考えています。

 

沖縄県最低賃金は853円で全国最低タイです。

また、失業率に関しても全国トップで

若年者の完全失業率は6.6%です。

 

つまり、定職につくことが難しいことに加え

正社員でないとしても最低賃金が低すぎるために

生活が苦しいところから脱却できないのです。

 

そして、それを沖縄の人はみんな知っていて

定食屋のおばあちゃんも値段を上げられないのです。

この循環があるから

沖縄の定食屋さんは食料品が高いのにも関わらず

本州と比べても格段に安い値段でごはんを提供しているのです。

 

そしたらまた。

 

 

☆沖縄にいたときに私が感じたことについてのブログです。

 

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☆街を歩いて旅行した話~名古屋編~です。

興味があればどうぞ。

 

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