さとブログ

アラサー独身男。日々の学び。毎日更新。

Voicy 学びの引き出しはるラジオを聞いて思ったこと。国家資格を要する仕事の良さはなにか?

私は病院で働いている現役の放射線技師です。

放射線技師として就職するには、専門の養成校に通い、国家試験を受け試験に合格する必要があります。

 

 

先日、営業職の友人と話していて、その友人が「資格持ちはやっぱり強い」と話をしていました。私はあまり自覚していないのですが、それについて考える機会があったので、今日は考えてみようと思います。

 

 

私はVoicyというサービスが好きです。

いろいろな人の意見、思考を聞くことが新鮮でおもしろく、よく聞いています。

私は尾石晴(ワーママはる)さんという方のラジオがとても好きです。私とワーママという属性とはかけ離れていますが、ワーママの悩みや学びがとても多く毎日聞いています。

どの放送もオススメなのですが、8/3のラジオ「衰退する日本?子供を海外に行かせる戦略への疑問」の回がとても興味深く、気づいたことがあったので今日は書いていきます。

 

 

その放送のなかで、人口減少社会における生存戦略は海外へ出ることだけではないと言っていました。その国の語学を習得した高度な技術を求められ、日本人以外が就くことのできない仕事、権利を保護している資格を取得するのも一つの手だと話していました。

 

 

 

この言葉を聞いて私が思い出したのは、吉本佳生さん「スタバではグランデを買え!」という本です。

 

 

この本で取り上げられていたのは、優れた容姿と資格の有無による所得水準の違いの話です。

 

優れた容姿と資格(難関資格を除くもの)の効果で得られる恩恵は確かに存在する。しかし、それは賃金の下限を高くするだけの効果だと吉本さんは述べています。

 

 

 

私はこの2つのことと働く実感から気づいたのは、国家資格はセーフティネットとして優れているということです。

 

医療現場においていえば職場の体系上、医師を除き、その成果は出来高払いにはなりません。

よってガッツリと稼ぐことはできず、十分な給与と貯蓄の確保は厳しいかもしれません。

 

また、自分の力で仕事を見つけ出して捕まえるような経験を得る機会は少ないです。

しかしこれはメリットでもあり、淡々と仕事をこなすことから、単純に激務でも心をすり減らすようなシチュエーションは少ないといえるでしょう。

 

 

国家資格を要する仕事の魅力は、ライフステージにおいて舵を切りやすいことではないでしょうか。一般職公務員や民間職員では、現状の立場の安定した職場から転職に踏み切れません。

その理由は正社員採用の少なさ、競争相手が多く、再度正社員として働くことが難しいからです。

 

それに比べ、そもそも国家資格ありきの職種は、倍率が自然と下がるでしょう。

よって、仕事を選び取りやすい立場にあり、経歴があれば即採用となる職場も少なくありません。

 

 

つまり、国家資格はサードプレイスや自己実現の足がかりとして優秀なのです。

スイートスポット探しや、あらゆる冒険をする。うまくいかなくても、場所にさえ拘らなければ資格があることで一定水準の生活には戻ることができる。

 

 

肩書としてのセーフティネット。これが国家資格の魅力なのではないでしょうか。

人生100年時代、自分の生き方を模索するハードルが低い国家資格のもつ恩恵はより大きくなるでしょう。

 

 

そしたらまた。