【20代若者向け】人生100年時代を生きる私たちにとって、持ち家は不要だと考えるその理由について。
人生はどんどん先に進んでいっても
問題が解決しきることはありません。
社会人になり、恋人と結婚することになれば
次に問題になってくるのは子育て問題と仕事の働き方です。
仕事との向き合い方が定まってくると
子どもの成長も目覚ましくなると、
人生において最も金銭面における重要な選択を迫られるようになります。
それは、住居に関する問題です。
人生における費用について日本FP協会のサイト
(主なライフイベントにかかる費用の目安 | 日本FP協会)には
多い順に住居購入費用3494万円
次点で教育資金1002万円(前後ありますが)
結婚費用に469万円となっています。
住居に関する費用は
人生における出費のうち、ほかの要素と比べて
圧倒的にコストがかかる部分から
非常に重要な決定であることは誰の目にとっても変わりません。
この問題の厄介な点は、万人に対する正解がないことです。
ありきたりな発言にはなるのですが
その人の働き方や生き方によっても違うし
人生のどの段階であるかにもよって答えは変わってくるでしょう。
現状の20代独身男性という属性から
今後の100年の人生を生きていく
という点で理由を解説していきます。
私は、賃貸で良い派です。
1 人生100年時代に必要なものは流動性
持ち家やマンションをもつことのマイナス要素は何でしょうか?
それは、金銭的にも身体的にも自由度が奪われることです。
これは、人生におけるライフステージで大きな制約を生むことになります。
私たちは皆、ごはんを食べるための労働
すなわちライスワークに大きな時間を費やしています。
あくまでライスワークはやりがいとは別口にある存在です。
職場に恵まれていれば良いのですが
ややもすると、ライスワークに対する不満が出てきます。
- 早期退職してカフェ経営でも始めたい
- ユーチューバーになって自由に暮らしたい
- 田舎に暮らして自給自足の、のほほんとした暮らしをしたい
というように妄想が止まらなくなります。
おぼろげなイメージを頭に浮かべつつも
毎日毎日だましだまし仕事をしてしまいます。
持ち家を持っている場合は、ローンを組んでいる人がほとんどです。
そして、返済をするために毎月一定額の支払いがあります。
この支払いを恒久的に続けなければいけないことは
転職や自分の本当にやりたいことが出てきたとき
非常に大きな足かせになります。
かつてはこのような考えでもよかったでしょう。
ある程度明確にやりたいことがなくても
定年以降の余命がそれほど長くなかったからです。
ですが長寿になり人生100年を生きるということは
このような考えで生きるにはあまりにも長命になりました。
また、退職金と年金で賄えるほどに
支給額も多ければ、家庭の蓄えもありました。
それに比べ、現代では家計の貯蓄も少ないどころか
夫婦のいずれかが大病してしまうと
すべての歯車がかみ合わなくなってしまうほど
厳しい社会になってしまいました。
初恋の人と実際に結婚する人の確率を知っていますか?
これは1%と言われています。
全体の割合から見ると非常に低い確率ですよね。
では、初めて働いた職場が生涯の伴侶である確率は
何パーセントだと思いますか?
この質問には答えはありません。
それでも50%だとか100%といった数字を挙げる人は少ないでしょう。
つまり私の言いたいことは
一つの職場でずっと働いていける、と考えないほうがいいということです。
必ず最初の職場が転職である保証なんてどこにもないのです。
それなのに、どうして40年ローンが組めるのでしょうか?
また、もしも
子どもがいじめを受けていて、その学校にはいられないとします。
それでもなお、その街を引っ越せなかったり、子どもの嫌な記憶を
払拭できないのは、家を購入することにより土地に縛られるからです。
自分自身が一つの土地に縛られるということを強く意識したうえで
それでも家を購入する価値があるか?
ということを考えることが重要です。
そういった意味で
持ち家を買うことは人生における流動性を阻むものであり
自分のしたいことが見つかったときに
足かせになるからやめるべきなのです。
20代の若者に読んでほしい本です。
人生100年時代を生き抜くためにはひとつの仕事ではダメで
何度も学び直しが必要だという旨の本です。
一つの職場で働こうと思っているけど
それが厳しくツラいと感じている人にとっては
心が楽になるでしょう。こちらからどうぞ。
2 ライスワークへの投資をすること
長い人生を生き抜くためにはライスワークと同等に
ライフワークが大切になることは想像に難くありません。
ライスワークをしている上で
一軒家やマンションで暮らすことは
便利であり、老後まで安心して暮らせるという点で好ましいです。
(もちろん修繕費などの出費はかさみますが…)
でもこれでは柔軟に
自分の気持ちのままに選択をして生きて行けるでしょうか?
直感的な気づきは最優先するべきです。
しかし、それを阻むのはローンのような計算です。
打算が直感を阻む例の最たるものが、不動産の購入なのです。
未来の自由度という投資商品を
ローンというものが、金銭的制約に加えて
未来という可能性を食いつぶすことが嫌なのです。
予測が見えすぎる未来にワクワクはありません。
軽いフットワークを維持することは
咄嗟のときの精神面や身体面での強さがあります。
縛られることなく選択していける人生のほうが
魅力的ですし、絶対的に生きやすいことは間違いありません。
だからこそ、100年時代を生きる20代の若者にとって
持ち家は不要なのです。
そしたらまた。
◎自分が本当にやりたいことは何だろう?
と思っている人に読んでほしい読書感想です。
こちらからどうぞ。